アートを楽しむ京都地図本−センスのある店満載

「KYOTO ART & CULTURE MAP アートを楽しむ京都地図本」は関西地方ガイドで有名な京阪神エルマガジン社が発刊する観光ガイドです。主に「meets」などが有名ですね。大手出版社が発刊している旅行ガイドとはひと味違った視点での特集が魅力的です。

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今回の「アートを楽しむ京都地図本」は京都で有名な神社や仏閣などは一切紹介されていません。あくまでも京都市内に点在する芸術やデザイン、文化などを発信するギャラリーや店舗を中心に構成されています。

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誌面の構成は京都のギャラリーや店舗が集まる場所を39エリアに分けて掲載しています。管理人@かずぞうは京都へは6〜7回くらいは行っていますので京都の全体マップは大体把握していますが、その状態でこの地図は読めます。

初めて京都へ行かれる方は他の旅行ガイドも持って行きましょう。迷子になる危険性が高いと思います。

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1エリアを見開きで掲載しています。ギャラリーや店舗によっては写真付きでわかりやすく書いてあり、特にギャラリーは定休日や開館時間にバラツキがあるため非常に助かります。また地図にはバス停やバスの進行方向なども書いてあるため読みやすいです。

しかし、39に分けられたエリアから詳細エリアマップに飛ぶこともあり、主な地名やバス停名などが頭に入っていない場合はどこの位置の地図を見ているのかわからなくなります。また、京都特有の地形である東西南北細い道がたくさん通った道は”道の感覚”が無いと目的地にたどりつくのが大変です。

穴場を知ることができるガイド

京都市やその近くに住んでいない人でも街中の奥まったところにある小さなギャラリーを知ることができるというのは珍しく、観光する人が多い京都ならではです。実際にギャラリーに行くと広く名前を知られていない人の作品や大学卒業したての芸術の卵の方の作品、また大学の学生展などもたくさん行われていました。

みんなクォリティーが高く「オォー」と思う作品ばかりです。

「アートを楽しむ京都地図本」に載っているギャラリーに足を運ぶ際は必ずギャラリーのウェブサイトを一度見ることをオススメします。理由は展示期間中以外の場合は休館していますので、行っても中に入れません。現在どのような内容の展示が行われているのか、それは有料なのか、無料なのか、当日作者のトークイベントなどが行われているのかなどを調べておきましょう。

また、この本が発刊されたのは2011年です。掲載されていた小さなギャラリーの中にはすでに閉店しているギャラリーもありました。そのようなことからも下調べは重要です。

「アートを楽しむ京都地図本」で紹介されているのはすべてがギャラリーではありません。ギャラリーは1割未満で、多くはインテリアや雑貨、アートカフェなどになります。

初心者向きではない!

「アートを楽しむ京都地図本」の大きさは縦24cm、横18.5cm、厚さは1cm未満です。小さなカバン以外では持ち運びができるサイズです。また、ホチキス留めになっていますので簡単に見開きができ手軽に扱うことができます。

しかし、この本は京都に何度か行ったことがあり、今度はアートを見に京都へ行こう!ということを前提に考えられた旅行ガイドです。そのため、バス乗り場案内や詳細なバスルートなどは載っていません。初めて京都へいかれる方は他の旅行ガイドも一緒に持っていきましょう。

管理人@かずぞう個人評価
携帯のしやすさ ★★★★☆
見やすさ    ★★★☆☆
情報量     ★★★★☆
オススメ度   ★★★★☆

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