空港の保安検査場でiPadはトレーに出そう

空港で飛行機に乗る前に必ず通るのが保安検査場(セキュリティチェック)ですね。国内線であれば保安検査場を通らなければ旅客ターミナルに入ることはできませんし、国際線であれば出国チェックができません。

しかし、この保安検査場で数年前に問題となった事項の1つにiPadがあります。iPadは携帯電話なのか、パソコンなのかということです。パソコンでなければカバンからわざわざiPadをトレーに出してX線チェックを受ける必要はないだろう!というのが事の始まりです。

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そもそもiPadはパソコンなのか・・・?

以前から飛行機内に手荷物としてパソコンを持ち込む場合は保安検査場にてX線検査装置が行われていました。カバンの中に入れたままでX線を通してもパソコンの内部まで検査することが難しく、パソコンの中に凶器を入れて持ち込まれては問題になるということからトレーに出して個別に検査が行われていました。

そのことから、今でも保安検査場手前では日本では「パソコンはカバンから出してください!」と検査員が声を出していますし、海外でも「Note PC ?」と聞き続けています。

iPadはアメリカが生み出したパソコンでもなく、携帯電話でもない新しいジャンルの携帯情報端末という部類に入ります。iPadの後にもNEXUSやKindleなど次々に発売されています。

事の混乱を作りだした米運輸保安局の発表

アメリカは日本とは違い携帯情報端末が広く普及しています。そのアメリカでは空港のセキュリティチェックにおける対応が求められている中で、2010年に米運輸保安局は「iPad」(米アップル)などの小型ガジェットは、米国の空港の保安検査場でかばんの中から取り出す必要はない」と発表しました。

テロなどを含めてセキュリティチェックの厳しいアメリカが発表したこともあり、飛行機を使う人の中で「カバンから出す必要は無い」という確信が生まれました。

iPadも個別にX線検査を通した方が”楽”

現在のところでもiPadなどの携帯情報端末をカバンから出す必要があるのかないのかという問題は解決していません。その根本的なところとしては国の情勢や人が判断するということがあると思います。

国が置かれている状況は随時変化しています。各国の情勢が緊迫した状態になればセキュリティは上がりますし、各国の重要人物や有名人がその国、空港を利用するとなった場合においてもセキュリティは上がると考えられます。また、明らかに怪しい格好をしている人についても私感的にチェックは厳しくなるでしょう。

これは国内線・国際線問わず、飛行機は万が一の場合テロに使用される可能性があるため、国内線だから緩いはずということはありません。国内線であればテロに使われないということはありません。

もし仮にカバンにiPadを入れたままX線検査を通しても検査員に「携帯情報端末は出してください!」と言われた時には「出さなくてもいいはずだ!」という返答は聞き入れてもらえません。保安検査場が通れないということで飛行機に乗れなくなるだけです。また、言われた時にはカバンから携帯情報端末をトレーに出してもう一度通さなければならないという二度手間になります。さらには後ろに並んでいる人にも迷惑になります。

言われるか言われないかで気にかけているようであれば、初めからトレーに出しておきましょう。

気分よく飛行機内でiPadや携帯端末を利用して映画を視聴してはいかがですか?

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