道の駅「藤川宿」は2012年12月に開駅した新しい道の駅で総延長700kmにも及ぶ国道1号線沿いにあり、愛知県内では唯一の道の駅になります。場所は愛知県岡崎市にあり、松尾芭蕉の俳句に詠まれるほど当時は有名な宿場町だったようです。
現在はまわりを山々に囲まれた自然が広がる場所です。
管理人は平日の午後に立ち寄ったのですが、100台近く駐められる正面駐車場は出入りが激しく常に8割方車が駐車されている状態になっていました。大型車専用駐車場もあるため大型車も多く駐まっているのですが、一般車やバイクなども多いのが現状で「みなさん待っていました」という状況だったと思われます。
地元PRの場としての道の駅
以前紹介した滋賀県にある道の駅あいとうマーガレットステーションほど、お金をかけて全面的にまちをPRしてはいませんが、道の駅「藤川宿」も地元の商品を一生懸命PRしていました。
藤川宿の中で大きなスペースを取っているものの1つに「産直コーナー」があり、地元で採れた野菜や加工品を販売していますし、「きらり岡崎コーナー」では岡崎市のお酒などの特産品を展示しています。ここまでは他の道の駅でもありますが、驚いたのが案内カウンターにコンシェルジュがいることです。当日はスタッフ(おじさん)がみえて説明していました。
藤川宿の中にはコンビニ「ミニストップ」が出店していて、コンビニの中にも特産品コーナーがあり岡崎の商品を販売しています。また、スタッフの方は当日は物腰の優しいおばちゃん3人でコンビニがアットホームな場になっていたのも面白いところですよね。地元の雇用の場にもなっているんだなと感じました。
飲食スペースは少なく車中で食べるか持ち帰り
道の駅ですので休憩の他にも昼食などにもよりたいところです。藤川宿は本当に小さな軽食コーナーはありますが、ほぼテイクアウトのみです。また、外にはイベントスペースがあり飲食のお店が何店舗も出ていますがゆっくりその場で食べる状況はありません。道の駅全体のイスの数も限られているため、上記の店やコンビニで商品を買って車の中で食べるか、食べながら運転するという状況になりそうです。
藤川宿はコンビニ以外は18:00までしか開いていませんので注意しましょう。
イベントスペースはこんな感じ。(パンフレットより)当日は人がたくさんいたため写真は撮れませんでした。
日本中にたくさんある道の駅ですが、藤川宿はゆっくり休憩できる道の駅ではありません。”ちょっと寄ってみよう”という感覚で楽しめる道の駅なのかなと思いました。