東海地方や関西地方から東名阪自動車道や伊勢自動車道を利用して伊勢神宮へ向かうのもよいのですが、せっかくであれば三重の風景を感じつつ、お金もかけない穴場ルートがあります。それは、中勢・南勢バイパスを利用するという道です。
久居ICを下りて伊勢へ向かおう!
中勢・南勢バイパスとは国道23号線のことをいいます。中勢バイパスは鈴鹿市から松坂市まで、南勢バイパスは松坂市から伊勢市までのことを表します。
しかし、南勢バイパスは完成していますが、中勢バイパスは2013年現在全体の60%程しか完成していません。現在のところ、伊勢に行くために完成した道路を利用した場合は伊勢自動車道の久居ICを下りて伊勢に向かうというパターンになります。また、久居ICはバイパスに近いということもポイントの1つですね。
この中勢・南勢バイパスをオススメする理由は「交通量が少ないこと」、「信号が少ないこと」です。
久居ICから伊勢中心部まではおよそ35kmほどありますが1時間程度で到着することができます。実際に伊勢自動車道久居ICから伊勢西ICや伊勢ICにかかる時間は30分程度ですので、少しだけ時間がかかる計算になります。
コスト面でも、久居ICで下りる場合と伊勢ICで下りる場合とでは1,000円ほど安くなるためお得と言えます。
そのようなこともあり、一部のトラックもこのルートを利用しているように感じました。
中勢バイパス・南勢バイパスはこんな雰囲気
中勢バイパスは現在工事中ですが、久居ICより南側はすべて完成しています。中勢バイパスの特長は「信号が無いこと」です。陸橋や地下ですべて構成されていますので、片側1車線道路ですがスムーズに時速60〜70km/hぐらいで流れているため走りやすいです。
アスファルトも新しいですので、より走りやすい。ただし、店などはありませんのでご注意ください。
南勢バイパスは昔からある伊勢へつながる主要道路です。高い建物もない田畑の間を片側2車線道路でずっと続きますが、交通量が比較的少ない上に信号も少ないので、ドライブをしている感覚で走ることができます。
飲食店やコンビニの数は多いというほどではありませんがたまに見かける程度です。それ以上に感じるのが三重県発のイオンが南勢バイパス沿いにたくさんあります。(7〜8kmに1店舗以上はある。)少しお腹が空いたり、トイレへ行きたくなったときはイオンを利用するという方法もあります。
南勢バイパスで気をつけたいポイントはオービスですね。車で走っていて気持ちがよいのでスピードが上がりがちですが、気をつけないとスピード違反で捕まります。オービスの位置を知らない人は走行車線は70km/hぐらいで流れているため、遅いなと感じて追い越し車線をビュンと行かないようにしましょう。
観光地に行くのに便利な南勢バイパス
南勢バイパス(国道23号線)は観光をするにも便利な道です。北から南へ進み伊勢市内に入ると、夫婦岩で有名な二見、鳥羽方面へ行くための国道42号線へとアクセスできます。少し走ると伊勢神宮(外宮)へ続く県道22号線へとアクセスできます。さらに走れば伊勢自動車道の伊勢IC、国道23号線の終点は伊勢神宮(内宮)になります。
伊勢の中心部を通らなくても観光スポットにアクセスできることは便利で、土地感やナビがなくても迷うことはありません。
高速道路で一気に目的地へ行くのではなく、ちょっとルートを外してみても便利で良い道があったりしますよ。