近江八幡建築旅!ヴォーリズ建築群をまわる楽しみ

歴史的な街並みが残る近江八幡を訪れる若い人の中には、メレル ヴォーリズが設計した建築を見たいという人も多いのではないかなと思います。そこで、少しだけですがヴォーリズ建築をご紹介したいと思います。

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多彩な才能を持ったヴォーリズ

近江八幡という町にとってヴォーリズはなくてはならない人であったと思っています。ウィリアム・メリル ヴォーリズ(William Merrell Vories)は1905年に日本へ来日した後、八幡商業学校の教師となります。その後、メンソレータムで有名な近江兄弟社(近江キリスト教伝道団)の設立し、建築設計事務所も設立していきます。

ヴォーリズが設計した建物は1000軒を越えると言われ、近江八幡でも数多く残されています。

状態は決して良くないヴォーリズ建築

近江八幡市が紹介しているヴォーリズ建築は10を越えます。一番有名なものは一番上に載せた「ヴォーリス記念館」です。予約しなければ入る事ができず、管理人@かずぞうは中に入ってはいません。道路を挟んで西側にある公園越しに見るヴォーリズ記念館もまたいい雰囲気です。

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見つけやすいところにある建物では「旧八幡郵便局」があります。丁度休館日でした。

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少し遠いですが面白いなと思ったのは「池田町洋風住宅街」です。建物はもちろん、レンガで作られた塀がとても雰囲気がよく魅力的です。

他にもヴォーリズ建築はたくさんあります。昔ながらのヴォーリズ建築が見られるものの多くは老朽化が激しく、建物の傷みを通り過ぎて朽ちてきています。逆に手が入れられた建物は補修の仕方から魅力を失い、「これがヴォーリス建築かな?」という状態のものも少なくありません。管理人@かずぞうも10ヶ所程度まわりましたが、写真を撮るレベルにない建物も数多くあります。

商家の古い街並みが残る近江八幡においてヴォーリス建築は街並みにリズムを与え、肩肘張らないワクワク感を生み出しているようにも思います。今後、上手に手入れがされていくことを祈るばかりです。

写真撮影のマナーは守る

建築や芸術、クリエイターさんなど、いいなと思う建物を見ると写真を撮ってしまう癖があると思いますが、ヴォーリス建築の中には個人の邸宅もあります。冊子やWEBで紹介されているとはいえ、パシャパシャ写真を撮られていい思いをするはいないと思います。もちろんスケッチをしていても怪しい人物でしょう。

パッと見て目に焼き付けて次のところへ向かう力も必要になるのかなと思います。

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