イギリスでは日本のように地震が起きるような土地ではないため、古くからある家をそのまま利用していたり、景観上、建物を取り壊すことを法律で禁止しています。そのため、内装のリノベーションを行い住むことが一般的です。
そのため、一般的な住宅であっても築100年、200年という建物も普通にあります。
しかし弊害もあります。
建物の内装はリノベーションを行い一新しても、電気やガス、水道といったライフラインが限りなく弱く、日本では考えられない問題を引き起こしてくれます。それは、一般住宅だけではなくホテルも同じです。
イギリス・ロンドン「トイレの水」事情
イギリスの街でも特にロンドン市内は古くからある建物が多くあります。イギリスは日本とは違い、かなり昔から先進国であったため、水道の設備が整えられてから時間が経ち老朽化が激しいです。
日本のホテルに比べて設備が弱いところがあります。
象徴的なものが「トイレの水」です。
日本のように節水型のトイレはあまり一般的には広まっていません。基本的にはタンク有りの洋式便器で一度流すと多くの水が流れます。しかし、一度水を流すと勢いよく水は流れてくれますが、タンクに「チョロチョロチョロ」としか水が溜まらず、次に流そうとするとすぐには流せません。水圧が弱いせいだと思われます。
水道代の支出を抑えたいのか、元々の設備的な水圧が低すぎるのか、水圧が高くしてしまうと老朽化した水道管が破裂してしまう恐れがあるのかはわかりません。
イギリスで泊まったホテルが3〜5階が多かったのですが、どこもトイレの水は同じような環境でした。
女性の方に特に注意してほしいのが、「音消し」のために水を使ってしまうと、流したいときに水が出ません。ツインやダブルの部屋に泊まられるときは、相手の方に何気なく一言いっておくことをオススメします。