日本にはサービスというよりは「おもてなし」の文化があります。「おもてなしの心」をお金に換えることができず、態度と言葉で「ありがとう」を表現するということが日本の考え方だと思いますが、しかし、イギリスではお金に換えます。
サービスのお値段は?
日本人にとっては考えにくいかもしれませんが、ホテルやレストラン、タクシーなど、あらゆるところでサービスをしてくれた方に対して、感謝の度合いに応じてチップの金額を変えます。
しかし、ここで問題があります。
では、いったいいくらあげればいいのか・・・
ホテルの場合は、ベッドメイキングなどをしてくれるメイドさんに対して、1回50p(ペンス)〜1£(ポンド)ぐらいに管理人@かずぞうはしています。これはシングルルームの場合になります。ツインルームであれば2倍で問題はありません。相手の方とも相談して決めましょう。
後は気分的な問題で、心地よく泊まれたのであれば2£(ポンド)など、その時の思いによって変えています。チップの金額が高くて問題になることはありません。
チップで注意しなければいけないことは、1£(ポンド)あげたいけど、1ポンドコインがないから、20pと10pと50pと・・・と小銭をあわせて置くことです。
小銭をたくさん出すということは、「サービスが良くなかった」時に行う行動です。基本はワンコインです。もし小銭がないのであれば、ちょっと近くのTESCO(イギリスにたくさんあるショッピングセンター)などに行ってコインをつくりましょう。
基本給+チップ=その人の給与
日本とイギリスのサービス業のあり方に違いがあります。
日本の場合はサービスである「おもてなし代」が、すべての宿泊金額に含まれていると考えて問題はありません。しかし、イギリスの場合はサービス代が別であり、チップになっているということです。
そのため、アルバイト代や基本給は低く抑えられており、サービスを行う人はチップを含めることで一般的な給与金額になるというものです。
よりよいサービスをした人がより高い給与をもらうということは、理にかなっていると思います。