大徳寺は歴史好きにはたまらない逸話が数多く生まれている場所です。特に戦国時代の人物に関係する話をよく耳にすることから、「数百年前にあの方がここで!」という感覚を味わうことができるかなと思います。
大徳寺は大徳寺を周辺に大小20程度の寺や院があつまっていて、これら全てを合わせて大徳寺といいます。このことは管理人@かずぞうは京都から帰路後に知ったことであり、最初は「大徳寺」という名称が京都市バスのバス停名にもなっていることから、全ての寺や院を合わせて大徳寺だと勘違いしていて、どこを見たらいいの?と右往左往しました。
大徳寺はかなり整備されたお寺や院群であり、通路は石畳になっていることから車椅子であっても行くことができるかなと思います。ただ、各寺や院には門があり、段差があることからサポートなしには入る事は難しいのが現状であると思います。
すべての寺や院が拝観できるわけではない
大徳寺には数多くのお寺や院が集まっています。インターネットで情報を調べると各寺や院が出てきますので、どこの寺や院に拝観へ行こうか悩んでしまいます。しかし、実際行くとその計画は達成できないものとわかります。管理人@かずぞうも大徳寺内にある聚光院に行きたい!と思っていたのですが拝観できませんでした。
理由は単純で、管理人@かずぞうが大徳寺へ行った際には大徳寺にある大小20程度の寺や院の内、観光客が拝観できるのは「龍源院」、「瑞峯院」、「大仙院」、「高桐院」の4ヶ所のみであり、他の寺や院では拝観することはできず、門をくぐることもできません。一般的には非公開扱いになります。(まさかの大徳寺も非公開です・・・。)
どうしても拝観したい場合は、年に2回程度ある特別公開期間に大徳寺へ伺う必要がでてきます。
ただ、実際にすべての寺や寺をじっくりまわろうと考えると1日ではとても足りません。管理人@かずぞうは大徳寺全体を歩くと共に「大仙院」、「高桐院」の2ヶ所を拝観させていただいただけですが、それだけで2時間は過ぎてしまったのが現実です。
また、各お寺や院それぞれに拝観料が必要になります。管理人@かずぞうが行った「大仙院」、「高桐院」は共に400円ずつ必要でした。お寺や院の中を見せていただくので拝観料はもちろん必要ですが、あまりたくさんになると財布にも厳しいのかなと思ってしまいます。
大徳寺のどこを見るか決めておこう
大徳寺に到着してすぐに大徳寺は特別だ!と感じるポイントとしては石と砂利で整備された通り、何とも言えない雰囲気で建ち並ぶ門や塀、建物などの雰囲気でしょうか。木がたくさん並ぶわけでもなく、人がつくった人工物で整備された空間が、京都のゴチャゴチャした空気感を一変させてくれます。
管理人@かずぞうが拝観した「大仙院」、「高桐院」に少しだけ触れておきます。
大仙院は全く歴史を知らない人でも楽しめる場所です。訪れた人が数人まとまった段階でお寺の方が案内をしてくれます。丁度管理人@かずぞうを案内してくださった方が住職か閑栖かはわかりませんが、大変面白い方で饒舌かつとても分かりやすく歴史を話してくださいました。
話の中に豊臣秀吉や千利休など誰もが知っている歴史上の人物が出てきますし、この同じ場所に居たと思うだけで「おぉ!」と思います。案内も15分程度と短く、難解な深い話まではされないことから、観光には最高です。
高桐院は建築やデザインを仕事にしている方や学生の方は行くべき院かなと思います。入口から門、アプローチと、木々やコケ、土や石、人工物のコントラストや風合い、湿度や太陽など学ぶべきところが多いです。
また、内部も室内から庭、竹林をのぞむ風情が最高であり、建築的に見れば、どのような寸法でこの光景が成立しているのか測りたくなるのではないでしょうか?高桐院はメインとなる大徳寺から少し離れてしまいますが、行く価値が十分にあります。
京都駅から市バスで行けるが、大徳寺までの所要時間が長い!
京都駅から大徳寺までは直線距離にして5km程度と結構離れています。京都駅から大徳寺がある「大徳寺前」バス停に停まる京都市バスの系統は204、205、206です。管理人@かずぞうは丁度206系統のバスがバスターミナルに停まっていたことから、乗車しましたが、三十三間堂や祇園などの観光地経由で大徳寺へ向かうことから、予定では40分ほどで到着すると出ていましたが、結果的にはしっかりと1時間かかりました。
大徳寺の目の前で下車しなくてもいいよという方であれば、京都市バス系統9に乗車して「北大路堀川」のバス停で下車すれば、京都の外周部をまわることなく、最短距離で大徳寺近辺まで行くことができます。
「北大路堀川」から「大徳寺前」まではバス1区分(300mから400mぐらい)あります。この距離を歩ける方は、もっと短時間で大徳寺へ行けると思います。