飛行機におけるモバイルバッテリーの扱いが変わる

国際航空運送協会(IATA)が2015年10に会議が行われた結果、リチウム電池の扱いが変わり、下記の通りとなるようです。

リチウム・イオン・セルとバッテリーは充電率 (State of Charge – SoC) 30%を超えて発送してはならない。

新しい規制は2016年4月1日より適用されるとされていますが、この記事を書いている2016年2月15日現在、日本の主要航空会社であるANAやJALなどのホームページには詳しく記載されておりません。

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現在のモバイルバッテリーが使えなくなる恐れ

モバイルバッテリーを飛行機内に手荷物として持ち込む際の規制内容は「ワット時定格量が100Whを超え160Wh以下のものは2個まで、ワット時定格量が100Wh以下のもののものは個数制限はなし」とされていました。

管理人@かずぞうが持っているモバイルバッテリー「Anker Astro E4 13000mAh」の場合は、モバイルバッテリー本体裏面に48.1Whを明記されており、10000mAhクラスのモバイルバッテリーは問題なく手荷物として機内に持ち込めます。また同じ会社の「Anker Astro E7 26800mAh」も本体裏面に96.48Whと明記されており、モバイルバッテリーとしての大容量と飛行機に持ち込める容量のバランスを取った物と考えられます。

今回の規制では、ワット時定格量ではなく、充電率を30%以下にすることが求められています。

手荷物がチェックされる保安検査場であり、荷物チェック時に人が目視でモバイルバッテリー容量が30%以下であることをチェックするとなれば、モバイルバッテリーにバッテリー残量が数値で表示されるシステムが必要となりそうです。

同時に、現在販売されているモバイルバッテリーには残量を4段階や5段階のLEDで表示するものは数多くありますが、「LED1つ点灯時はバッテリー残量50%以下」などバッテリー残量と表示はイコールでないものも多いです。

今後、各航空会社より詳しく発表があるとは思いますが、現在使用しているモバイルバッテリーのほとんどが飛行機の手荷物として機内に持ち込めなく恐れもあります。

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