今まで京都会館として親しまれてきた場所が2016年1月にロームシアター京都としてリニューアルしました。日本を代表する建築家である前川國男氏が設計をし1960年に開館した京都会館ですが、老朽化により2012年から改修工事に入っていました。
新しく建て直すのではなく、今ある建物を有効にリノベーションして完成したロームシアター京都は、新しさとレトロ感が融合した魅力的な場所へと変化しました。
平安神宮を中心に観光客も多い場所であることから、今後注目を浴びるスポットとなっていくと考えられます。
観光拠点としてのロームシアター京都
平安神宮のある京都市岡崎地区は、平安神宮の他に京都市美術館、京都国立近代美術館、岡崎公園、京都市動物園など、観光客が集まる施設が集中している地区でもあります。
メイン道路から路地に入れば、雑誌で紹介されている食の名店と呼ばれる店も多く、食べログでチェックすると星3.5つ以上の店がたくさん表示されます。ランチ時間に店の周辺に行けば、観光客が外に行列をつくっていることも普通です。
今までこの地域に“観光の拠点”となるような場所はなく、観光客が気軽に情報を入手できたり、ランチが食べられたり、休憩できたりする場所はありませんでした。
ロームシアター京都では、1階に京都の情報が入手できる蔦屋書店、軽食ができるスターバックス、2階にカフェ&レストランの京都モダンテラス、3階は誰もが休憩したり芸術に触れられるスペースになっています。
1階のスターバックスは常に満員で席を探すのが大変ですが、3階に行くとテーブルとイスが沢山あり、そこで飲食をすることもできるため、オススメです。
休憩の場所として・・・
蔦屋書店に並んでいる本のラインナップは京都を意識したものが多く、観光関連の書籍や雑誌も数多く取りそろえています。ロームシアター京都には屋外や屋内に数多くのイスが置いてあり、スターバックスで飲食をしなくても使用できます。
岡崎地域は京都では数少ない建物が密集していない地域です。季節が良いときであれば、屋外のイスに座って空を見上げて、少し休憩するのも気持ちがいいです。