京都へ何度も足を運んだことがある方であれば、京都市バスや京都バスが発行している1日乗車券カードで行くことができる観光スポットは行き尽くしていると思います。叡山電鉄の沿線上にはバスでは行くことができない場所、もしくは1日乗車券カードに加えて別途料金が必要になる観光スポットがいくつも存在します。
地域によってバスの乗り降りの場所や方法が異なるように電車も異なります。特に叡山電鉄は改札口にICカードをピッとして乗り降りする電車ではないため、事前に知っておくと迷うことなくスムーズに観光する事ができます。
叡山電鉄は駅により電車の乗り方が違う
叡山電鉄には全部合わせて17ヶ所の駅がありますが、そのほとんどが無人駅で有人駅は片手で数えられる程度しかありません。電車の車両も1両編成、もしくは2両編成のものが多く、全ての対応は運転手と車掌を兼ねた乗務員さんが行います。
券売機と乗車駅証明書
有人駅には券売機があり目的の場所までの切符を購入します。無人駅には券売機が設置されているホームと乗車駅証明書を発券する機械が設置されているホームがあります。
切符を持っていない時は、叡山電鉄に乗車する前に発券ボタンを押して乗車駅証明書を取っておきます。電車が来たら乗車駅証明書を持って電車に乗り込み、降車する駅で乗車運賃と乗車駅証明書を機械の中に入れて、電車から降ります。
叡山電鉄は電車ですが、通常バスを利用する時と同じことをします。
1日乗車券が利用できない
京都には500円で運賃均一区間が乗り放題となる「市バス・京都バス一日乗車券カード」の他にも、「京都観光一日(二日)乗車券」などがありますが、叡山電鉄は京阪鉄道傘下のため、便利な1日乗車券が利用できません。
叡山電鉄が独自にお得な切符を発行していますが、少し電車に乗る程度ではお得にはならないところが残念です。
ICカードが利用可能
2016年3月より叡山電鉄でICカード(PiTaPa、ICOCA、Suica、touch、PASMO。nimoca、Kitaca、SUGOCA、はやかけん、maniac)が使用できるようになり、便利になります。
現金を持っていなくても利用できるのはありがたいです。
叡山電鉄を利用して日常とは違う観光を楽しむ
叡山電鉄の沿線上には美しい紅葉を楽しめる鞍馬寺や蓮華寺など、観光の穴場スポットと呼ばれる場所がいくつもあります。アクセスや利便性が市バスに比べて悪いことに加え、街中心部より北側に位置することで目的地まで時間がかかることが原因と思われます。
京都でありながら、混み合うことなく社寺仏閣を楽しむことができることはメリットでもあります。
叡山電鉄は電車の本数が1時間に4本(15分に1本程度)の間隔であり、待ち時間が少なく使いやすいです。