国道421号線のほっこりスポット“道の駅 奥永源寺 渓流の里”

三重県と滋賀県を結ぶ国道421号線には道の駅「奥永源寺 渓流の里(おくえいげんじ けいりゅうのさと)」があり、滋賀県東近江市にあります。2016年10月現在、道の駅は日本全国に1107ヶ所もありますが、国道421号線には1ヶ所しかありません。

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道の駅「奥永源寺渓流の里」は三重県と滋賀県の県境にある石榑トンネル近くにあります。石榑トンネル付近は整備されているとはいえ峠越えであり、コンビニはもちろん、住宅や店はほとんどありません。その中で飲食やトイレ休憩などができる場所はドライバーにとって重要な場所と考えています。

国道421号線の山間にある唯一の道の駅

道の駅「奥永源寺渓流の里」は2003年に閉校した旧政所中学校(まんどころちゅうがっこう)の校舎を再活用して、2015年10月10日にオープンした道の駅になります。写真を見ていただくとわかりますが、鉄筋コンクリート造の中学校をほぼそのまま利用し、駐車場や駐輪場の整備、トイレやデッキの建設をして、道の駅としています。

管理人@かずぞうは国道421号線に道の駅があることを知らず道路上にある標識で初めて知りました。初めて駐車場に車を駐めようとしたときに「学校だ!」と思ったことを覚えています。ちょっと童心に戻ったようで新鮮でした。デッキは進入禁止となっていたため、上がることはできませんでした。

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道の駅「奥永源寺渓流の里」にある主なコーナーは、地元の野菜やお土産などが販売されている販売スペース、近江牛を使った食事が有名な飲食店スペース(外で食べます)、淡水で生きる魚たちの水槽が展示されているスペースです。一歩入ると教室そのままで、一般の方は入る事ができませんが、元教室の木製ドアから廊下側を見ると、廊下もそのままでした。

注意したい点は、道の駅の定休日は火曜日というところです。車を駐車してトイレなどは使用可能ですが、飲食などができません。

地域拠点としての役割も備えた道の駅

道の駅「奥永源寺渓流の里」は通常の道の駅としての役割だけでは無く、地域の防災、医療、行政施設も備えた地域の拠点としても重要な場所となっています。

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教室を利用して出張診療所が併設され、病院の先生による地域医療が行われていたり、駐車場には緊急用のヘリポートとしての役割もあります。パッと見る限りでは確認できませんでしたが、行政窓口サービスを行う政所出張所としても機能しているようです。

そのせいか、地元の方がイスでくつろいでおしゃべりをしていたり、自治体職員っぽい格好と雰囲気の方が出入りしているところを何度かみました。

とても失礼な言い方ですが、過疎が進む場所で自治体業務、地域医療、防災拠点、仕事を生む場所などを1ヶ所に集約していくことの必要性を感じた道の駅でもありました。

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