山梨県北杜市に行ったら寄っておきたい場所の1つに津金三代校舎があります。三代校舎の由来は明治時代に建てられた校舎、大正時代に建てられた校舎、昭和時代に建てられた校舎が横並びで建てられていることからきています。とても珍しい風景です。
明治、大正、昭和の3時代に建てられた校舎は学校という役目を終えて、各校舎が別々の団体によって役割を与えられ、現在運営されています。
歴史的価値を持つ明治の津金学校
洋風建築を摸して明治時代に建てられた津金学校は歴史的価値が認められて、3校舎の中で唯一、山梨県の指定文化財に認定されています。校舎の中は歴史資料館として保存されていますが、一角には明治カフェとして、コーヒーやランチがいただけるスペースとしても活用されています。
入場料は大人200円。ちょっと耳の遠いおじいちゃんが対応してくれます。観光客のおじいちゃんおばあちゃんが「懐かしい!」「あー昔こんなのだった!」という声が響き渡るのも印象的でした。
津金学校の正面に植えられている松は、日露戦争後に国交回復をしたロシアから贈られたもので、日本の末とは違い、マツボックリが細長いのが特徴的とのことでした。
地元の学び舎としての大正校舎
3つ並んだ校舎の中で真ん中に建てられているのが大正校舎です。大正校舎は農業体験施設や公民館としての役割を与えられた建物で、一度取り壊された後に復元されているため、厳密には大正時代に建てられた建物ではありません。
管理人@かずぞうが行った時には入口に鍵がかかっていて、中を見ることはできませんでした。
道の駅のような役割を持った昭和校舎
管理人@かずぞうが昭和校舎を入った瞬間の印象は「道の駅だ!」です。3つの校舎の中で一番商業的で、自動ドアを入った瞬間に直売所があり地元の特産品が並び、奧にはレストランを併設しています。宿泊施設などの機能もあるようです。
多くの観光客が昭和校舎にあるレストラン「おいしい学校」のランチが目的で、11:30からオープンのため、早く到着してしまった人は大正校舎や津金学校を見学するといった人が多かったように思います。