古本市に出店して分かった必要なもの

今までは古本市に足を運んで本を見たり、出店者さんと会話を楽しむ側でしたが、今年初めて近くで開催されている古本市に出展者として参加してみました。春や秋など過ごしやすい時期になると全国各地で一箱古本市が開催されます。

一箱古本市は本の量も少なく初めての方でも気軽に出店できますが、管理人が出店したのは一箱古本市ではなく、普通の古本市で最初はビクビクドキドキしていました。初めてですから!

今回は古本市に出店する前に事前に準備しておくものを記録として残すことにしました。

古本市に出店するために必要なもの

古本市の当日を迎える前に必要なものを準備します。管理人が準備したのは下記の物です。

    必ず必要なもの

  1. 古本
  2. 看板
  3. 釣り銭
  4. 釣り銭を入れるケース
  5. 値札
  6. 敷物
  7. ビニールシート
    持って行くと便利なもの

  1. 机・椅子
  2. ボールペンとメモ用紙
  3. 電卓
  4. ブックリスト
  5. 飾り
  6. ガムテープ
  7. 飲み物と食べ物
  8. 台車

「必ず必要なもの」8つと「持って行くと便利なもの」9つです。

古本市に必ず必要なもの

古本市に参加するためには本が必要です。各個人に与えられる古本市の出店スペースは、一般的なコンパクトタープテント1つ分にあたる間口2m×奥行2mという場合や、屋外行事で使用されるイベント集会テント1つを4人でシェアする場合、間口2m×奥行1.5mなどの変形スペースなど、実に様々です。

古本市の出店スペースの広さによって持って行く冊数に違いがあると思いますが、管理人が準備したのは単行本35冊、文庫本5冊、絵本5冊、雑誌20冊の計65冊ほど持って行きました。1日限定の古本市であれば、これぐらいの冊数で十分かなと思います。ただ、本を並べたときに若干冊数が少なく感じられるので、古本屋さんの雰囲気を出すためには100冊ぐらい準備をして、本のボリュームを出すことも大切かもしれません。
2日間に渡り古本市に出店する場合は補充できる在庫も持っていきたいところです。

本を選ぶ上で考えたところは売れ筋の本を持って行くのか、こだわりの本を持って行くのかです。

売れ筋の本はお客さんの目に留まりやすいですが、他の出店者さんと本のラインナップがかぶってしまい、価格合戦に持ち込まれるのは避けたいところです。テレビなどで取り上げられた本やドラマ化された本など、有名著者による本はできるだけ持って行かないようにします。ただ、あまりにこだわりが強かったり、専門性が高い本も手にとってもらえる可能性は低くなります。有名すぎず、専門性が高すぎず、その専門分野の中でも一般の人でも読めるかも・・・という微妙なラインの本が売れるように感じました。

本の厚みにも注意したつもりです。

薄すぎる本ばかりだと出店ブースにボリュームがなくなってしまいますし、分厚い本ばかりだと人は避けますし、売れるとゴソッと本がなくなってしまいます。そのようなことにならないように、薄い本、普通ぐらいの厚さの本、厚めの本とバランス良く準備します。

MEMO
絵本で人は集まってくる
絵本には力があります。ブースで大人からは「この絵本、自分が子どもの頃に家にあった!」という声が聞こえてきたり、子どもは絵本の色使いや絵に引き寄せられて集まってきます。では売れるかというと・・・以外に売れないのですが、人が寄ってくるのは確かです。人を引き寄せるような絵本をブースの見えるところに置いておくと閑散としたブースにはなりにくいです。
注意
雑誌は重い・・・
単行本や文庫本、絵本などに比べて雑誌は重い上にかさばります。販売する時には価格が手頃で大きく目立つことから、お客さんは手に取りやすいと思いますが、搬入や搬出の時の持ち運びで実は苦労します。

一箱古本市でなければ、箱は必須ではないのですが、箱に入れて本を売るというスタイルには憧れますよね。(主宰をする団体によっては必須の場合もあります。)箱はダンボール箱、プラスチック箱、木の箱など、どのような箱でも良いのですが、箱に入れることで「この箱の中の本1冊300円!」など値付けが楽になったり、搬入搬出の際も箱のまま車から降ろしたり、積めたりできるので便利です。

ダンボール箱を使う人が多いですが、木の箱も雰囲気が出てよいです。

箱以外に、小さめなシェルフ(ラックや書棚など)をブース内に置いて本を並べるなど、たくさん本を並べることもできます。

看板

屋号(自分のお店の名前)が書かれた看板を設置します。お店の名前が分かれば何でもよく、画用紙やダンボールにマジックでお店の名前を書いてもよいですし、100円均一で販売されている小さな黒板に書くのもありです。

自分が古本市にお客さんとして行く時は、お店の名前ほとんど見ないでブースを回ってしまうので・・・実際に「○○店」だから行こう!となるかは分かりませんが、看板は出店に必要な持ちものとされていることが多いです。

釣り銭

どのくらいの釣り銭を持って行けばいいのかは悩むポイントです。値付けにも関連するのですが、1冊200円、300円の本が多ければ千円札や500円玉で支払う人が多いかもしれませんので、100円玉は多めに釣り銭として準備しておきたいところです。その反面、100円単位の切りがいい値付けにしておけば、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉は必要ありません。

1冊298円や398円などの値付けをしてしまうと支払う方も面倒くさいですし、2冊、3冊まとめて購入されるお客さんがいると、お釣りの計算も大変です。切りがよい値付けをしておくとよいです。

管理人は千円札×15枚、500円玉×10枚、100円玉×30枚を用意しました。1万円札を出す人は何人もいないだろうと思いますし、仮にお釣りがなさそうなら「申し訳ありませんが、両替をしてから立ち寄ってください」と言っても失礼には当たらないと思います。店主はプロのお店ではなく素人ですので。

以外に大変なのがお釣りを準備することです。2018年から多くの銀行の両替機で無料で両替できる枚数を減らしたり手数料を値上げています。釣り銭を準備するために手数料を支払うのも微妙です。

管理人は日常的に釣り銭で使用する500円玉や100円玉は買い物をした際に使用せず貯めておくようにしました。

MEMO
千円札はATMで集める
千円札はATMで口座からお金を引き出す際に「両替」ボタンを押すと千円札で取り出すことが可能です。1万円引き出す時は1万円札1枚ではなく、千円札10枚出てきます。

釣り銭を入れるケース

釣り銭を入れておくケースは必要です。釣り銭を入れておくケースは肌身離さずカバンのように身につけておける集金バッグ、小さな金庫のように鍵をかけられる金庫タイプの2種類があります。集金バッグと金庫タイプはブースにどのように本を並べるかで決めます。

自分を中心に正面、右面、左面の3方に本を並べて販売する際は、3方向からお客さんに囲まれるためどうしても不用心になります。他のお客さんと話している間に、反対側から売り上げも含めた釣り銭を盗まれるケースもあるようです。このような時は集金バッグを使用して、お金は肌身離さずしておきたいところです。

自分を中心に机などを挟んで正面の1方向のみお客さんとやり取りを行う時は金庫タイプのケースが便利です。常に自分の正面に釣り銭がある形になりますし、相手からは手が届きません。小銭が分かれているためお釣りも出しやすいです。

管理人は金庫タイプを使用しています。セントリーの手提げ金庫(SCB-8型)は小銭の下段に千円札から1万札までお札を折らずに入れられるため便利です。

MEMO
小銭だけ机の見えないところに準備しておく
本が売れるたびに毎回金庫を開けるのは手間ですし、お客さんを待たせてしまいます。机の見えないところに500円玉や100円玉を数枚準備しておいて、小銭のやり取りが手早くできるようにしておきます。千円札が必要な時だけ金庫を開けるようにすると、お客さんとのやり取りがスムーズになります。

値札

本に値札を付ける方法はいくつかあり、本に売上スリップを挟む方法、シールやマスキングテープに値段を書いて本に貼る方法があり、箱に値段を書いた紙を貼って「この箱の中の本はすべて1冊300円!」とやることもできます。

売上スリップ(うりあげすりっぷ)とは、市販される書籍の中に挟む二つ折りの長細い伝票のことである。短冊ともいう。

売上スリップに値段を書いて本に挟む方法は店主にとって便利で、売上スリップに書名と金額を書いておき、売れたときに売上スリップを回収すれば、売れた本や金額の集計が簡単にできるメリットがあります。逆にお客さんからすると、スリップを見なければ本の値段が分からないので少し面倒くさいです。

シールやマスキングテープに値段を書いて本に貼る方法は、本の裏表紙に貼っておけば、お客さんにとって本の値段が分かりやすいメリットがありますが、シールやマスキングテープの粘着力が強いと本にシール跡が残ってしまったり、本が破れてしまうこともあり、デメリットもあります。

どちらも一長一短ありますが、管理人は100均のセリアで購入した貼って剥がせるシール「どこでもラベル取ってもキレイ」を使用して値段を貼りました。粘着力がそこそこあり、貼って数日経ったシールを剥がしても本がキレイだったので採用しました。

敷物

出店ブースの場所やスペースを明確にするために敷物を敷いてくださいと言われることもあります。敷物はレジャーシートでもよいのですが、直射日光が当たるところやアスファルトの上で出店スペースがあるときは、レジャー用断熱シートを敷くと、熱が本に伝わらず本に優しいです。

ビニール製のレジャーシートではなく、布製のレジャーシートを使うと少しだけブースの高級感がアップします。ない時はブランケットや膝掛けを代用するのもありです。

ビニールシート

ビニールのシートは古本市開催中に突然雨が降ってきた時に、本が濡れないようにするためのシートです。ブルーシートでもよいのですが、本が見えなくなってしまうため、ホームセンターなどで販売されている薄めの透明ビニルシートがあるとよいと思います。

古本市に持って行くと便利なもの

机・椅子

古本を置くための机は事前に準備されていることもあれば、各出展スペースだけ確保されていて出展者自身で準備する必要があることもあります。机は会議用テーブルを使用してもよいのですが、何となく固いイメージになってしまうので、その場合は会議用テーブルの上から布を敷きます。

最近はソーホースブラケットと2×4材を使用してつくるソーホース作業台を使う人も多かったように思います。ソーホース作業台は元々アメリカの大工さんが家をつくるときに使う作業台のため、強度もあり、重い本をたくさん置いても簡単に壊れず便利です。

DIY感もあり古本には合っているように思います。

椅子はアウトドアやキャンプをするときに使用するものが便利です。通常の折りたためる椅子でもよいのですが、アウトドア用の椅子は軽量かつ強度があり、座り心地も悪くありません。持ち運ぶ際も小型化できるので重宝します。

背もたれ付きの椅子は比較的高額なのが欠点ではあります。

ボールペンとメモ用紙

何でもよいので文字が書ける鉛筆やボールペン、紙やポストイットなどは、本の値段の変更をするときや目立ちやすいようにポップを作る時にも役立ちます。本の在庫管理をするときのメモもできますし、売上集計をするときにも便利です。

古本市終了時に「当日の売上げを書いてください」と紙を渡されることも多いので、こういうときにもボールペンは役に立ちます。

欲を言えば、太字が書けるマジックも持っておくと看板に書いた値札を修正することができますし何かと便利です。

古本市の場合はお客さんが本を購入しても、そのまま本のみ手渡しということも多いですが、必ずしもお客さんが袋を持参している訳ではありませんので「袋はご利用になられますか?」と一声かけてあげて、必要であれば袋に入れてあげるとよいと思います。

袋は紙袋でもビニル袋でもよいと思いますし、素人の古本市ですので、どこかのお店で何かを買った時に入れてもらった手提げ袋を活用してもよいと思います。

電卓

本の値段が10円単位や1円単位であれば電卓は持参した方がよいです。暗算が得意な方はよいですが、実際に2冊、3冊まとめて購入されるお客さんがみえると焦ってしまうかもしれません。

スマートフォンにも電卓アプリはあるので、電卓アプリで代用することもよいですね。

ブックリスト

当日準備をした本を事前にExcelなどで表にリスト化しておくと在庫管理がしやすいです。売上スリップを使用しない時は、売れた本からブックリストにチェックマークを付けておくと、当日の売上げを計算するときに便利です。

よくない話ですが、本が盗難された時にどの本が盗まれてしまったのかも確認できます。

飾り

机や敷物の上に本だけ並べても何となく味気ないです。子どもの絵本を中心に扱うのであればオモチャやぬいぐるみなど、子どもが喜びそうなものを一緒に並べておくとよいですし、文豪の本を中心に扱うのであれば、座卓や万年筆など置いておくのも面白いです。

お客さんとしても「おっ?あれは何だ?」と思いブースに立ち寄りたくなりますし、知る人ぞ知るものが置いてあれば、お客さんとのコアなトークを楽しめるかもしれません。

ガムテープ

どんなイベントでも必須アイテムなのがガムテープです。無くても困らないかもしれませんが、持っておくと重宝します。風で敷物が飛ばされそうなときは敷物とアスファルトをガムテープで留めたり、机が壊れそうなときも一時的な補強としてガムテープを貼ったり、テントが破れていて雨漏れがするときもガムテープを貼って被害を最小限にすることもできます。

飲み物と食べ物

古本市の開催時間はブースを離れることが難しくなります。主催者側から「食事に行くときやトイレに行くときは近くのスタッフに言ってください!代わりますから大丈夫ですよ」と声をかけてもらえることも多いですが、自分のブースにどんな人が来たのか、どんな人が本を買ってくれたのか、全部見たいですよね。

事前にペットボトル飲料を購入したり、自宅から水筒やタンブラーなどに飲み物を入れて持参します。小腹が空いたときにはSOY JOYやウイダー inゼリーなど、簡単に栄養補給できるようなものも持っておくとよいです。

古本市と一緒に飲食店が出ているようなイベントで、どうしてもお店の食べ物が食べたい!というときは、友だちに店番をお願いしておきましょう。(お隣のブースの方に声がけだけしておいて、数分ぐらいお店を離れても問題ないケースも多かったりします。笑。)

台車

古本市の搬入搬出について事前に調べておく必要があります。事前にブース出店する場所が分かっていて、搬入搬出でブースの目の前まで車を寄せられるのであれば、車から本や箱などを直接降ろしたり、積んだりすることができますが、ブース付近に車を駐車することができず、駐車場から各自で搬入搬出を行ってくださいというケースでは台車が必要になる可能性があります。

古本市に準備する本の冊数、箱や備品などの量によって、4輪の台車、2輪の台車(キャリータイプ)など準備するものが変わってくると思います。

地面が砂利のような場所では、通常の台車は車輪が小さすぎて前に進めないため、アウトドアで使用される車輪が大きくて太いアウトドアワゴン(キャリー)があると便利だと思います。

古本市当日に向けて

古本市に出店するために「必ず必要なもの」と「持って行くと便利なもの」はこのぐらいかなと思います。同じ出店者さんやお客さんと繋がりたいときはブログやtwitter、facebook、instagramなどのアドレスが書かれた名刺を持っていくのも良いかもしれません。

準備した荷物を持ち上げることができるのか、当日は搬入や搬出ができる量なのかも事前にシミュレーションしておくと安心です。

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