日本のビジネスホテル業界は大きな岐路に立たされていると管理人@かずぞうは思っています。飛行機や鉄道などの交通網が発達したことで日帰りで会社に帰る事ができることが原因です。
1990年代、2000年代にも飛行機や新幹線はありましたが、現在は飛行機の国内では格安で東京から地方へ飛べるLCCがありますし、リニア新幹線も開業することで、東京−名古屋間であれば仕事をするまもなく着いてしまいます。また、高速道路は今も増え続けています。
一時期は会社の業績低迷から出張や宿泊を減らす傾向がありました。しかし、徐々に景気が回復してくる中で企業はお金を使う様になってきています。ホテルは旅費交通費と戦うことになると思います。
ホテル業界の3B
ビジネスホテルでは宿泊者を増やし収益を上げるために「3B」と呼ばれるポイントがあります。
朝食(Breakfast)
ベッド(Bed)
お風呂(Bath)
この3つの頭文字が「B」であることから、「3B」と呼ばれています。
一番多く変更されているのはベットです。シモンズなどのアメリカ高級ベットに切り替え、シングルベッドであったところをセミダブルベッドに変更するなど、寝心地のよいビジネスホテルを売りにするホテルが増えました。これに加えて、好みの枕を選ぶことができるなどのサービスを行っているところもあります。
新築でホテルを建設する際に増えたのがお風呂です。ホテルの最上階や1階・2階に大浴場を提供するビジネスホテルが増えました。管理人@かずぞうもビジネスホテルを選ぶ際には、狭いユニットバスよりも普段より足を伸ばせる大浴場を備えているホテルを選びがちです。
この大浴場は初期投資は大きいものの、客室の浴槽が利用されないことで清掃時間を減らすことができますし、水道代や光熱費を減らす役割もあり、ランニングコストを下げられるメリットがあるようです。
最後のポイントとなるのは朝食です。今まで多くのビジネスホテルでは、”朝食も用意している”ところが多く、”おいしい朝食”を用意しているホテルは少ない印象でした。また、素泊まりに比べ追加料金で500円ほど高くなるところが多いため、この朝食で500円支払うのであれば、コーヒーチェーン店で朝食を食べた方がおいしいものでした。
この朝食が変わろうとしています。
おいしい朝食を食べられるホテルが増える
日経ビジネス誌やテレビ東京「未来世紀ジパング」でも取り上げられたカンデオホテルズ(CANDEO HOTELS)では、ビュッフェスタイルの朝食を食べることができます。
その場で焼いたばかりのパンやベーコンにおいしいコーヒー、炊きたてのご飯に温かい総菜などが提供できるホテルがビジネスマンから現在注目されています。今後も増えていくと考えられます。
管理人@かずぞうは素泊まり派でしたが、ホテルでおいしい朝食を食べることができるのであれば、ホテルを満喫して出張や一人旅ができそうです。