d design travelはD&DEPARTMENT PROJECTが発刊する観光ガイドです。
D&DEPARTMENT PROJECTとはデザイナー・ナガオカケンメイが主宰するデザインとリサイクルを融合するロングライフデザインを展開している会社です。d design travelは発刊に当たってこれからの世代が日本中で交流するためにデザイン目線での「観光」の見直しが必要と考え、それにはデザイン目線での観光ガイドがまず必要なのではと思い、47の日本を1ヵ所ずつ発刊しています。
現在のところ、北海道、鹿児島、大阪、長野、静岡、栃木の6都道府県が発刊されています。まだ行きたいと思う場所すべてで発刊されているわけではありませんが、これからの観光ガイドだと思います。
また、全国の書店にどこにでも販売しているわけではなく、デザインについて展開している書店の方が置いてある確率は高いです。またはD&DEPARTMENT PROJECTネットショップにて購入可能です。
上の写真は北海道、鹿児島、長野、静岡、栃木の5ヵ所の観光ガイドです。
骨太な信念のある観光ガイドブック
管理人@かずぞうはd design travelの考え方に惚れました。
編集の考え方。
・自費で利用。実際に泊まり、食事し、買って、確かめる
・感動しないものは取り上げない
・問題があってもステキなら問題を指摘しながら取り上げる
・長く続くものだけ取り上げる
・その土地らしさ、メッセージ性のあるものだけ取り上げる
・特殊レンズで写真を撮って掲載しない
・取り上げた場所や人とは発刊後も交流を続ける
有名であるから紹介したり、スポンサーだから紹介しなければいけないといったつながりがなく、素直に編集者がいいと思ったものや場所を紹介する観光ガイドブックはほとんどないと思っています。また、場所や人にスポットを当てながら取材をし、自ら編集をしてd design travelができていますし、d design travel本内部の広告はその土地に関係する広告であり、編集者が連絡を取り載せているところも大きいです。
そのため、d design travelが持つ雰囲気と広告が一致しているのも特徴の1つだと思います。
記事内でおもしろいところは編集者チームが写真の中に映り込んでいることです(笑)実際に取材を受けている人の素の雰囲気が写真の中にあらわれていて、キレイさとは違ったものが伝わってきます。また、記事中の文章を読んでいても引き込まれ、読み終わったときには「行ってみたい」と思わせてくれます。
d design travelは形としてのデザインだけではなく、人の心もデザインしている観光ガイドブックだなと思います。
人の心に触れたい旅に必需品な1冊
d design travelの大きさは縦22.5cm、横17.5cm、厚さ1cm程度です。ちょうど持ち運び便利なサイズです。
しかし、地図が簡素すぎるため載っている地図では目的地にたどりつくことは難しいです。
管理人@かずぞうはd design travelで行きたいポイントを探したら、明記してある住所からgoogleマップで場所を明確に割り出してから出かけます。もちろん、車にカーナビがあれば住所入力だけで済みますね。
管理人@かずぞう個人評価
携帯のしやすさ ★★★★☆
見やすさ ★★★★☆
情報量 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★★★