愛知県の近鉄名古屋駅から大阪府の大阪難波駅を結ぶ近鉄(近畿日本鉄道)はこの区間を安く移動しようとする人にとって非常に魅力的な路線です。運賃は特急を使用しなければ片道2,300円という破格な価格で、新幹線やJRと比べても運賃は格安ですし高速バスよりも安いです。
しかし、この場合に行わなければならないのが「乗り換え」です。
急行や準急、普通電車を利用して名古屋から大阪までの直通電車はなく、三重県松坂市にある伊勢中川駅で必ず乗り換えをしなければなりません。この乗り換えが近鉄電車素人にはハードルが高いのです。
伊勢中川駅のホーム。
イスには「伊勢赤福名物」文字がたくさんあります。
伊勢中川駅のホームは車両の両側がホームとなる形態の駅です。
伊勢中川駅乗り換え時はアナウンスをよく聞くこと!
伊勢中川駅のホームは全部合わせて1番ホームから6番ホームまでの6つあります。
近鉄名古屋駅から伊勢中川駅までは名古屋線、伊勢中川駅から大阪難波駅までは大阪線になります。この乗り換えを伊勢中川駅で行いますが、名古屋線は○○番ホーム、大阪線は○○番ホームという決まりはありません。(もちろん同じ時刻の電車が毎日違うホームに入るわけではありません。)
車両検索や時刻表を見る限り、伊勢中川駅の乗り換え時間は2分、1分、0分という場合もあります。果たして乗り換えができるのか?と思ってしまうのが普通です。
まずは、伊勢中川駅に着く間際に車掌さんが車内アナウンスで丁寧に乗り換えのアナウンスをしてくれます。このアナウンスをしっかり聞いておくことが重要であり、この電車は何番ホームに入るのか、乗り換える電車は何番ホームにいるのか、ということを確認しましょう。
スムーズに躊躇なく乗り換えよう
伊勢中川駅のホームは乗り換えやすいようにイスの向きがホームに対して横になるように設置されています。
このように設置されている理由は乗り換え時にイスが邪魔にならないように配慮されているからです。
伊勢中川駅に着いたら、荷物を持って躊躇なく乗り換えます。わからないときは同じ電車に乗って伊勢中川駅で下車している人も乗り換えるパターンも多いので、旅行者風の若い人やスーツを着たサラリーマン風の人に場合によってはついて行ってしまっても大丈夫でしょう。(多くは下りたホームの反対側に停車している場合が多いです。)
乗り換え時間が短時間のため、迷っていると電車は行ってしまいます。わからないときは車掌さんに直接聞いてしまうことをお勧めします。
電車が少しでも遅れた場合は乗り換えできないのではないかという不安もありますが、近鉄の伊勢中川駅の乗り換えダイヤを確認しても1時間にたくさんの電車はありません。この乗り換えのタイミングを逃せば、お客さんがホームで右往左往することは近鉄も把握しています。
そのため、近鉄電車が大きな延滞をしない限り、乗り換える側の電車も待ってくれているはずです。この場合は特に乗り換え時間が短いのでダッシュしましょう!