山の中の小学校を直して営む−マンマ・ミーア!

「住む。」や「チルチン人」など数多くの雑誌に取り上げられたmamma mia(マンマ・ミーア!)。当時は小学校を改修しカフェや木工を行うということが話題になりました。それから10年余りが過ぎた現在、本当の意味で魅力的な場所へと変化しています。

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mamma mia(マンマ・ミーア!)の構成

マンマ・ミーア!はあくまでもその場所の名前で、gallery-mamma mia、patiserie MiA、木工 川端健夫を合わせた総称になります。改修した小学校の中にギャラリー、カフェ、木工の3つが合わさっています。

建物は小学校であった当時の面影を残しているところが懐かしく何とも心地よい雰囲気を味合わせてくれます。小綺麗に直しているところはなく、床も板張りで”ミシッーミシッー”という音、柱や戸も雰囲気を残したまま直して塗装されています。その中に洗練されたギャラリーの小物やおいしそうなお菓子、木工が並び、このバランスが何とも言えません。

gallery-mamma mia

ギャラリーマンマミーアは、入口を入ってすぐのところにあり、ギャラリーを通ってカフェであるpatiserie MiAへ行く感じになっています。管理人@かずぞうが行ったときには、おかし展 OKASHI TEN 「 おかしがわたしをしあわせなきもちにしてくれるのはどうしてだろう。」が行われていました。

陶磁器、ガラス、木工、小道具、織物などに加えて、お菓子が所々においてあり、落ち着いた展示の中に面白さがプラスされていました。また、出展者(作家さん)それぞれのお菓子の思い出が、シュールなものから「うんうん。そうだよね。」というものまで、作家さんの人柄が垣間見れらて楽しいです。(この企画展は終了しています。)

普段は、木工作家である旦那さんの川端健夫さんのショールームになっているはずです。

patiserie MiA

パティスリーミアは小学校の半分以上を占めるカフェです。座席数はある程度あるのですが、土曜日や日曜日・祝日は混雑するほど大盛況です。パティシエである川端さんの奥さんである川端美愛さんのスペースですが、お一人ではなく、スタッフの方が2、3人みえました。

マンマ・ミーア!は高台にあることから、カフェスペースからの眺めが最高で、日本ならではの山々、木造の母屋、田んぼの風景を楽しむ事ができます。

パティスリーミアのコーヒーはもちろんおいしいのですが、なんと言っても順番に焼き上がってくるタルトが最高で、お客さんがどんどん注文してしまうため、すぐに売り切れてしまうのですが、少し待っていると別のタルトが焼き上がってくるので、待っているのもワクワクして楽しいです。

生菓子だけではなく、コンフィチュールや焼き菓子などはお土産やギフトにも最適なお菓子も並び、どれにしようかなと悩んでしまいます。

木工 川端健夫

マンマ・ミーア!で使用されている机やイスなどが川端さんのものです。川端さんの家具がいいなーと思われている方は、一度マンマ・ミーア!に行くと、座り比べもできます。

川端さんの家具や生活道具は、とても品があって筋が通っていて優しい感じが漂ってきます。川端さん自身の雰囲気がそのまま家具に表れているのかなと思ってしまうほどです。

マンマ・ミーア!以外であっても、東京や名古屋、他の場所でも展示会が行われたりしていますので、滋賀県まで行けない方でも見ることはできます。

山の中のmamma mia(マンマ・ミーア!)へ行く!

マンマ・ミーア!に行くためには、新名神高速道路「甲南インターチェンジ」より広域農道を南下することで10分程度で到着することができます。ただし、マンマ・ミーア!は高台にあります。到着するためには、すれ違うことが出来ない細い道路を登る必要があり、大型車は結構大変です。

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現在は行きやすいのですが、新名神高速道路が開通する前までは、観光客が行くにはとても不便な場所で、名阪国道か名神高速道路から南下する方法が主で、電車で行く場合においては、駅からタクシーという手段でした。

とても自然に囲まれた場所にマンマ・ミーア!はありますが、少し離れたところには、現在ファミリーに大人気の伊賀の里モクモクファームやギャラリーヤマホンなどもあり、いろいろな所へ行きながら1日楽しむルートもオススメです。

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