近江八幡は江戸時代から明治にかけて注目を浴びた場所です。豊臣秀吉の甥が八幡山に城を築き、楽市楽座の制度が芽吹き始めたことで商人が活気づき、江戸や大阪で商いを成功させる人は近江八幡出身者が多いと言われ始めます。今でも有名な「ふとんの西川」やメンソレータムで有名な「近江兄弟社」は生まれた場所が目と鼻の先にある距離しか離れていません。
また、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが近江八幡に訪れたことで、宗教、教育、医療、建築、商い(近江兄弟社を設立)と近江八幡を活気づけていきました。
同じ近江八幡市内には織田信長が築いた安土城(跡)もあり、見所満載の近江八幡のはずが、鉄道、高速道路、空港などのアクセスが悪いところが問題だなと思いました。
※写真は近江八幡にあるクラブハリエ
鉄道のアクセスがあまり良くない
近江八幡観光の中心である八幡商人のまちなみを見るためには、JR東海道本線近江八幡駅を下車して、2〜3kmほどあり徒歩では行けない距離にあります。近江八幡駅でレンタサイクルをするか、近江バスを利用するか、タクシーを利用することになります。
さらに滋賀県には新幹線の乗り降りができる駅が「米原駅」しかなく、「米原駅」で下車をし、乗り換えて20〜30分かかります。
高速道路のアクセスも良くない
滋賀県には名神高速道路が通っていますが、近江八幡市の南側にある東近江八幡市や竜王町を通っています。近江八幡へ行くためには名神高速道路八日市インターを利用することとなり、八日市インターから近江八幡の中心部まで、車でおよそ30分から40分ほどかかります。
空港は・・・
滋賀県に空港はなく、飛行機でアクセスすることはできません。
イマイチアクセスが悪い近江八幡
近江八幡へ行くために、JRも利用出来ますし、高速道路も利用出来ます。決して恵まれていないわけではありませんが、いざ!行こう!としたときに、あまり距離は遠くないにもかかわらず、想像以上に時間がかかってしまうのが近江八幡のような気がしています。
こればかりは仕方がないことですが、「想像以上に時間がかかる」ということは覚えておきたいポイントであると思っています。