京都市左京区にある蓮華寺（洛北蓮華寺）は雑誌やWEBで大きく取り上げられることが少なく、比較的穴場の観光スポットです。管理人＠かずぞうが行ったときには、観光シーズン前という事もあり、男性が1人みえただけで、ほぼ貸し切り状態でした。
人混みの京都ではなく、ゆっくりとした時間を感じたい方にはオススメな寺です。
紅葉の穴場スポット“蓮華寺”
京都に数ある寺の中でも蓮華寺は小さい方で、門をくぐり、書院に入れば、広がる庭園と本堂があるのみで、サッと見るだけであれば15分もあれば十分に見ることができます。
ただ、1つ1つ丁寧に知れば15分では見終わりません。
江戸時代初期に作られたと言われる石組みの庭園は名園と言われ、本堂前にある蓮華寺型石灯籠も有名です。本堂の扉が開いている時期であれば、中を拝観することもできます。畳の上に腰を下ろせば、庭園が絵画のように切り取られ、背筋がピッと伸びる感覚を誰もが味わうと思います。
紅葉のシーズンには、庭園が赤や黄色に彩られます。
人によっては物足りないと感じられるかもしれませんが、1つ1つ丁寧に見ながら歩くと、いろいろな発見ができ、また来たい！と思っていただけると思います。
蓮華寺での写真撮影は書院内からしか認められていません。本堂へと続く道ではカメラはNGになります。
アクセスは悪いが京都で行きたい寺
蓮華寺が穴場スポットと言われる理由の1つにアクセスの悪さがあります。蓮華寺の最寄りのバス停は京都バス「上橋」ですが、「上橋」は市バス・京都バス一日乗車券カードで利用できる均一運賃区間外にあたるため、1日乗車券カード以外に別途運賃が必要になります。
バス同様に、最寄りの駅は叡山電鉄「三宅八幡」ですが、叡山電鉄は京阪電車グループのため「京都観光一日（二日）乗車券」が使用できず、別途運賃が必要になります。
実際の距離も京都駅から10km程度離れた所にあり、所要時間もかかります。
蓮華寺は所要時間や別途料金がかかっても、行く価値がある寺であり、ぜひ寺の空間や雰囲気を味わってほしいと思っています。
