学生なら行くべき!江戸東京たてもの園の前川國男邸

高校や大学の建築学科の学生であれば「前川國男」と聞いて「誰?」と聞き返す人はいないと思います。前川國男は東京帝国大学(今の東京大学)を卒業後、すぐにパリへ行き、ル・コルビュジエに師事し、帰国後はアントニン・レーモンドの事務所で学んだ人で、数多くの作品、数多くの賞を受賞した人物です。

そんな前川國男の自邸が江戸東京たてもの園にて一般公開されています。入園料を支払うことで誰でも見学ができてしまいます。

木造モダニズムの傑作と言われる前川國男邸

前川國男の自邸である前川國男邸は、前川國男が37才(1942年)の時に東京都品川区に建てた木造住宅です。第二次世界大戦中であり贅沢が禁止されていたことから、100平米以上の住宅を建てることはできず、鉄などの金属も戦闘機の製造に最優先されていた時代で、満足に使用する事ができなかったと言われています。

前川國男邸のメインとなるリビングとダイニング。大きな開口が印象的な空間で、太陽光が室内に降りそそぐことを考えて上部にカーテンレールを取り付けるボックスが計画されています。実際には樹木が太陽の光を遮ったため、カーテンは取り付けられなかったようです。

また木製建具のレールは鉄ではなく木で作られています。

2階を支える梁はリビングにいくに従い細く加工し、玄関からリビングに繋がるドアはピボットヒンジを使い、風がながれる仕組みを作っています。

間取りはシンプルで、リビングとダイニングを中心として左右に書斎とベッドルームがあります。外観からも分かるように完璧なシンメトリーを目指していますので、通常引き違い建具は右が室内側、左が屋外側ですが、部屋によっては反転しています。

東京江戸たてもの園に前川國男邸を移築する際に前川建築設計事務所のメンバーがこの場所を訪れ、大きなケヤキの木があるのを見て「この場所に移築させたい」と場所を指定したそうです。もちろん理由は、当時建てられていた環境に近いから。

建築が好きな人であれば1日この空間にいても飽きないと思いますし、ここで数日暮らしてみたいと思うと思います。それぐらい気持ちがいい空間ですし、考え抜かれた建築です。

園内にはボランティアガイドの方が沢山います。その方に話を聞くと、たくさんのことを教えてもらえます。前川國男邸についての資料を読んでから行かなくても大丈夫です。1時間でも2時間でも話してくれます。

江戸東京たてもの園の場所は?

東京都小金井市にある小金井公園の中に「江戸東京たてもの園」はあります。江戸東京たてもの園の中に30棟ほどの復元した建物が並んでいます。江戸東京たてもの園自体は決して広くはないのですが、一つひとつの建物に見所があります。

管理人は新宿駅からJR中央本線に乗り、武蔵小金井駅で降りてバスで小金井公園まで向かいました。バス停は武蔵小金井北口すぐにあり、西武バスに乗り「小金井公園西口」で下ります。武蔵小金井駅から小金井公園西口まではバス停で5つ分ですし、所要時間は10分もありませんが、歩くと少し距離があるため、バスがおすすめです。

小金井公園には蒸気機関車も展示されていました。一般公開は土曜日や日曜日、祝日などのようです。

広い公園を抜けていくと江戸東京たてもの園に到着できます。

MEMO
飲み物や食べ物は持参しよう!
小金井公園内は飲み物が気軽に買える場所はほとんどありません。自動販売機はありますが、飲み物を持参したり、軽食を持って行った方がよいです。(江戸東京たてもの園内には飲食ができる店やカフェは一応ですが・・・あります。)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)